ヤクルト・村上宗隆、3年ぶりVへ向けた”改善策”提示 日本ラストイヤーに挑む覚悟「個人としても優勝と日本一」
ヤクルトの村上宗隆が12月2日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸6億円でサインした。(金額は推定) 【動画】リーグトップ独走!村上宗隆が逆転の32号2ランを放つシーン 来オフにはポスティングシステムでのメジャー挑戦が確実視されているヤクルトの主砲は、2025年が日本でのラストイヤーとなるが、交渉の場では「チームの優勝に向けてどうしていくのがいいかというのを話しました」と明かした。 「ケガ人が多い中で、チームの力をどう上げていくかいろんな面で話した。投手も含め、ケガしても治って上がってくる選手が少ない中で、いい選手がくすぶっている。そこをもっと改善したらチーム力も上がりますし、優勝できる」と、チームの現状と3年ぶりの優勝へ向けて意見交換したという。 そして「あと1年ヤクルトでやると決めた以上、今はこの球団でプレーして優勝に導くことだけを考えている」と言い切った。 今季は143試合で打率.244、33本塁打、86打点で本塁打と打点の2冠に輝いたが「胸を張れる数字ではなかった」といい、それでも「追い詰めてもよくないと思うので、2冠というのをちゃんと自信にして来季に向けて頑張れれば」と、前を向いた。 色紙には「優勝 日本一」としたため、「個人としても優勝と日本一を目指して頑張りたい」という村上。自身が活躍すればチームも勝てるという強い思いを示し、来季はチームを頂点へと導く覚悟だ。 [文:別府勉]