引退のカヴェンディッシュ 現役ラストレースで優勝
【AFP=時事】自転車ロードレース、ツール・ド・フランス・シンガポール・クリテリウムが10日、シンガポールで行われ、引退を表明していたアスタナ・カザフスタン・チームに所属する英国のマーク・カヴェンディッシュ(39)が、得意のスプリントで現役ラストレースを優勝で飾った。 【写真】トロフィーを手に喜ぶカヴェンディッシュ カヴェンディッシュは、「本当にこれ(勝利)が欲しかった。とても感傷的になっている。残り5周で、これがキャリア最後の15キロなんだと気づいた」と、振り返った。 ツール・ド・フランスで史上最多となる通算35回目のステージ制覇を誇るカヴェンディッシュは、最後のカーブを抜けてアルペシン・ドゥクーニンクの前回覇者ジャスパー・フィリプセン(ベルギー)をとらえると、後ろを振り返る余裕を見せながら、両腕を突き上げて勝利を喜んだ。 カヴェンディッシュは今年7月、ツール・ド・フランスでエディ・メルクスが1975年から持っていた記録を更新。2005年のプロ転向後はジロ・デ・イタリア区間17勝、ブエルタ・ア・エスパーニャ区間3勝を含む合計165勝を挙げ、この日の勝利でその数字を166に伸ばした。(c)AFP【翻訳編集】 AFPBB News