【DEEN】固定観念を払拭するアイテム数とクオリティ。日常整備にも使える車載工具の「使える度」をチェック
メンテナンスや整備に興味のあるライダーにとって、ドライバーやレンチなどのハンドツールは身近な存在で、簡単な作業でも工具がなければ手出しできないこともご存じのはず。そんなライダーにとって昨今のバイクに付属する純正工具はきわめて簡素で「もし出先で何かあったらどうしよう……」と心配になるほど。上質工具でおなじみのファクトリーギアがプロデュースした車載工具セットは「I' ll be back」のキャッチフレーズ通り窮地を脱するための考え抜かれたアイテムが満載されています。 【画像】工具のプロがチョイスしたDEEN「I' ll be back」をギャラリーで見る(17枚)
メンテフリー化とロードサービスの普及が車載工具簡素化の主原因
ETCやドライブレコーダー、USB電源にスマホホルダーなど、快適なバイクライフを送るためのアクセサリーは数多くある一方で、寂しい限りなのが純正車載工具です。中には「バイクに工具なんて付いているの?」というユーザーもいるかもしれません。 定期的なコンタクトポイント調整やスパークプラグのクリーニングが欠かせなかった昔のバイクには、ドライバーやスパナやプライヤーなどの車載工具が付属するのが常識でした。 しかし無接点の点火系でポイント調整が不要になり、インジェクション化でプラグかぶりがなくなることで工具のアイテム数は徐々に少なくなり、今では高価格帯のスーパースポーツモデルでも車載工具は六角レンチ1本とリヤサスペンションのプリロード調整用フックレンチ1本だけという例もあります。 それに加えて、昨今はロードサービス特約が付帯する自動車保険も多いため、もしツーリング先や出先で何かアクシデントがあっても、いざとなったら愛車を運んでもらえる安心感もあります。もちろん、スマートフォンでレスキュー手段をいつでも検索できるのも、公衆電話を探して右往左往しなくてはならなかった昔との大きな違いです。 とはいえ、立ちゴケで曲がったレバーやペダルやヒビ割れて宙ぶらりんになったカウルなど、比較的簡単に対応できるトラブルであれば、自らの手で補修して走行することもできます。にもかかわらず純正工具が六角レンチとフックレンチだけではどうすることもできません。 そう考えると、ある程度の作業が可能な工具を搭載しておくことは、バイクいじりが得意か苦手かという問題とは別に、自らの身を守るためにも必要な準備といっても良いでしょう。
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