熊本県長洲町、小中学生の眼鏡購入費を助成 4月から
熊本県長洲町は4月から町内の小中学生に眼鏡の購入費を助成する事業を始める。7日の町議会臨時会で、事業費385万円の債務負担行為を可決した。 熊本の教育・子育て
眼鏡購入1回につき上限5千円を、小学生は2回まで、中学生は1回助成する。町子育て支援課は「同様の事業は他自治体では聞いたことがない」という。 町内では、裸眼視力が0・7以下または既に視力矯正をしている子どもは、小学生で37・5%、中学生で55・6%に上る。児童、生徒の生活や学習に支障を来さない目的に加え、物価高騰の影響を受けた家計支援として導入を決めた。 荒尾市では市内に店舗がある眼鏡製造販売会社が、視力矯正が必要な小学生に毎年1本の眼鏡を無償提供している。 臨時会では、4億2361万円を追加し、総額84億170万円とする2024年度一般会計補正予算など7議案(条例3、予算4)を可決した。(大倉尚隆)