実力は本物? モデルボクサー世界王者実現へ前進
スーパーフライ級なのに身長は177センチ。モデル特有のリーチの長さと圧倒的なフィジカルは魅力だ。協栄の金平会長は、「今後、必要なのは経験。来年は5試合くらい試合を積ませたい」と高野の育成プランを口にした。現段階では右ストレート以外にプロのレベルのパンチはない。ディフェンスやコンビネーションなど技術は、まだまだ4回戦のレベルを脱していないが、新井トレーナーは「練習熱心。その取り組み方は凄い。スパーリングでは決して相手のパンチから目を切らない。男子の4、6回戦で怖がって目を切るボクサーもいるが彼女はメンタルの強さを持っている」と評価している。 ■世界を知るトレーナーと二人三脚 元WBC世界Sフライ級王者の佐藤洋太と二人三脚で世界を極めた、新井トレーナーとのコンビで、真面目なトレーニングと経験を積めば、2014年は到底無理でも、2015年以降にモデル世界王者という夢を実現することは、あながち不可能ではないのかもしれない。高野は、正月も返上。さっそく1月2日から練習を再開するという。