〔欧州株式〕軒並み上昇=英0.64%高、仏0.92%高、独は休場(31日)
【ロンドン時事】年末31日の欧州株式市場は軒並み上昇した。英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日終値比52.01ポイント(0.64%)高の8173.02で引けた。年間ベースでは5.69%高。 フランスCAC40種指数は0.92%高(年間は2.15%安)、ストックス欧州600種指数は0.55%高(同5.98%高)で取引を終えた。この日の英仏市場は短縮取引で、独市場は休場だった。ドイツ株式主要40銘柄指数(DAX)の年間騰落率は18.85%高。 年末の薄商いが続く中、前日売られた反動から買い戻しが優勢となった。12月の中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が50.1と前月から低下したものの、景気の拡大・縮小を判断する節目の50を3カ月連続で上回ったことも買い安心感につながった。 FTSEの構成銘柄では、小売り大手JDスポーツ・ファッションが3.32%高、産金大手エンデバー・マイニングが2.37%高、投資持ち株会社パーシングスクエア・ホールディングスが2.26%高と相場をけん引。一方、会計ソフト大手セージは0.93%安、不動産サイト大手ライトムーブは0.80%安、航空大手インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)は0.72%安となった。 CACでは、福利厚生サービス大手エデンレッドが2.88%高、コンサルティング会社キャップジェミニが1.90%高、コールセンター運営大手テレパフォーマンスが1.71%高と買われた半面、金融大手クレディ・アグリコルは0.11%安、通信大手オレンジは0.02%安で引けた。