ダルビッシュ有、3回4失点降板も連敗ならず…パドレス猛反撃で0-8から逆転
◆米大リーグ パドレス―カブス(8日・米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク) パドレスのダルビッシュ有投手が8日(日本時間9日)、本拠サンディエゴのカブス戦に先発した。カブスの鈴木誠也外野手は「2番・DH」でスタメン出場した。ダルビッシュは3回4失点で降板したが、黒星はつかなかった。 日米通算200勝にあと4勝と迫っていたダルビッシュ。初回、鈴木との第1打席は左翼線を破る二塁打を打たれた。初回を無失点で終えたが制球が定まらず、2回には2死から二塁打、四球、死球で満塁とすると、ハップに右前2点適時打を許した。なお一、三塁で迎えた鈴木との2度目の対戦は四球を与え、再び満塁。続くベリンジャーに右前2点適時打を打たれ、4点目を奪われた。3回は無失点で終えたが、この回限りで降板した。 3回を投げて4安打4失点3四球4奪三振。65球を投げ、ストライクが39球と苦しんだ。地元テレビ局によると、2回に要した42球は自身最多という。 ダルビッシュは0-4で降板し、後続も打たれ0-8とされたが、パドレス打線が6回に猛反撃。クロネンワースが2ラン。金河成の2点適時三塁打、ボガーツの2ランなどで7点を返し、1点差に迫った。8回2死一塁からタティスが逆転2ランを放ち、9-8と逆転した。 今季は韓国ソウルでの開幕戦、米本土での開幕戦にともに先発。3月28日ジャイアンツ戦では勝利投手の権利を持ちながらリリーフ陣が打たれて今季初勝利を逃した。前回登板の2日(同3日)本拠のカージナルス戦は5回まで1失点投球だったが、6回に3番コントレラスに痛恨の2ランを被弾。7回3失点で今季初黒星を喫していた。
報知新聞社