⚽中山雅史さん、名波浩さん、次世代へパス 藤枝市サッカーのまち100周年・グランドフィナーレ 次の100年へリレー動画上映
藤枝市は14日、市制施行70周年・サッカーのまち100周年記念の最後を飾るグランドフィナーレイベント「フジイロフェス」を同市の藤枝総合運動公園サッカー場で開いた。市民ら約6700人が来場し、次の10年、100年に向けて新たなスタートを切った。 1月の式典で北村正平市長のキックオフから始まり、1年かけて市民らが夢や希望を込めてパスをつないだサッカーリレー動画を大型ビジョンに上映した。スペシャルゲストとして同市出身で元日本代表の中山雅史さん(J3アスルクラロ沼津監督)と名波浩さん(日本代表コーチ)が登場。名波さんから中山さんへ、中山さんは次世代を担う子どもたちを代表して青島小6年の桜井晴仁さん(11)と藤枝中央小5年の植田あかりさん(11)に「夢に向かって突き進め」と声を張り上げ、パスを送った。 名波さんは「サッカーがなければ、藤枝で生まれなければ名波浩は全国にとどろかなかった。皆さんに支えてもらって成長できた」と感謝した。中山さんはユーモアたっぷりにあいさつし、「藤枝から世界にサッカーの元気を発信してほしい」と子どもたちにエールを送った。 パスを受けた児童は「夢や希望を乗せたボールを確かに受け取りました。ボールに詰まっている思いを大切にして明るい未来へつなげていきます」と誓い、北村市長にボールを手渡した。北村市長は「10年、100年先に思いをはせて希望を抱く新たなスタートにしたい。藤枝は発展し元気になる」と力を込めた。
静岡新聞社