北朝鮮、ミサイル連発の狙いは? 最新型ICBMに短距離弾道7発 米大統領選にぶつける
北朝鮮が再びミサイル発射を繰り返しています。その背景には、どのような思惑があるのでしょうか。 【画像】北朝鮮の最新型ICBM「火星19」発射 先月31日公開
■米大統領選に合わせ 核実験強行の可能性も
先月31日、北朝鮮は最新型ICBM=大陸間弾道ミサイル「火星19」を発射しました。 その5日後の今月5日には、少なくとも7発の短距離弾道ミサイルを連射しました。 中谷防衛大臣 「わが国としては北朝鮮に対して厳重に抗議し、強く非難をいたしました」 再び挑発を繰り返す北朝鮮。日米韓の合同軍事演習に対しても、金正恩総書記の妹・与正(ヨジョン)氏が強い言葉で非難。「核兵器」についても言及しています。 金与正氏 「米国と追従勢力の軍事的脅威から国家の安全を守るため、我々の選択は不可避だ。自衛的な核抑止力の強化は最適な選択で、少しも揺るがない」 韓国国防省の情報機関は、北朝鮮がアメリカ大統領選に合わせて核実験を強行する可能性があると分析しています。 専門家はこう指摘します。 北朝鮮情勢に詳しい 慶応義塾大学 磯崎敦仁教授 「常に北朝鮮は軍事力を強化し、兵器を開発するという長期的な意思を持っている。その開発の進捗(しんちょく)に合わせて実験を行ったと見るべき。軍事力を強化してこそ、アメリカと将来、対米交渉があったとして、それが有意義になると考えている」 (「グッド!モーニング」2024年11月6日放送分より)
テレビ朝日