広島県警、落とし物の遺失届をオンラインでも受け付け 10月21日から 返還率アップ目指す
広島県警は10月21日から、落とし物をした際の遺失届をオンラインでも受け付ける。全国の落とし物情報を共有する警察庁の管理システムを導入し、スマートフォンやパソコンから24時間届け出が可能。手続きの迅速化や利便性向上を図り、返還率アップにつなげる。 県警のホームページ(HP)から警察庁のHPにアクセスし、落とし物の特徴や時期、場所、連絡先を入力する。原則平日に受理するため、休日などで急ぐ場合は直接警察署か交番に届け出るよう呼びかける。落とした可能性のある場所が複数の都道府県にまたがっていても、1回の届け出で済む。 県警によると、昨年受け付けた拾得届はカード類やスマートフォンなど約28万件。一方で遺失届は約11万件しかなく、持ち主に返還されたのは全体の2割程度にとどまった。県警はオンライン化により遺失届が増えれば、返還も進むとみる。
中国新聞社