「ケインに関しては、本当に気の毒だ」 CLでもショッキングな敗北劇……44ゴール奪ってもタイトルには届かず
バイエルンでもタイトル遠く
タイトルを求めて昨夏にバイエルンへ移籍したFWハリー・ケインだったが、8日に行われたチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグでレアル・マドリードに敗北。これで今季の無冠が決まってしまった。 確実に獲れるかと思われたブンデスリーガのタイトルも、今季はレヴァークーゼンが圧倒的な強さで制覇。ケインは全コンペティション合わせて44ゴール12アシストと圧巻の働きを見せているのだが、それでもタイトルには届かなかった。 8日のCL・レアル戦2ndレグもショッキングな負け方だった。1点を先制したものの、終盤にはレアルFWヴィニシウス・ジュニオールのシュートを名手マヌエル・ノイアーがまさかのファンブル。それをFWホセルに押し込まれ、その3分後にもホセルに決められてあっさりと逆転されてしまった。 試合終了間際にはDFマタイス・デ・リフトがネットを揺らすシーンがあったが、疑惑のオフサイド判定で取り消しに。副審がフラッグを上げたタイミングが議論を呼んでおり、バイエルンにとっては少々不運だった。 ケインも1stレグではPKから得点を決めていたが、残念ながら決勝には進めなかった。どこかスッキリしない負け方で、ケインもショックが大きいはずだ。 英『BBC』にて、元イングランド代表のオーウェン・ハーグリーブス氏も気の毒だと語っている。 「ケインに関しては、本当に気の毒だ。彼は素晴らしかったが、決勝へのチャンスはない。かわいそうだよ。最後の10分間が計画通りに進まなかった」 バイエルンでのタイトル獲得は来季へ持ち越しとなるが、来季こそは何かタイトルを掴めるか。
構成/ザ・ワールド編集部