フィジカルで圧倒して「超速ラグビー」でカナダ代表に勝つ。ラグビー日本代表、原田衛とティエナン・コストリーが会見
原田はPNCでは、チームの文化や環境に関するリーダーを務めており、国歌を選手たちにレクチャーする役割を担当しているという。日本代表キャプテン経験者である廣瀬俊朗チームディレクター補佐(リーダーシップ担当)からの助言もあったという。
「日本人選手も多くて、国歌を覚えている選手が多くて、今回はみんなで歌えるという印象があります。最初のリーダー陣の中で、国歌を堂々と歌えたら格好よいよね、同じ歌をみんなで歌えたら光栄なことだよね、となってエディー(・ジョーンズHC)さんに言って時間をもらいました」。
コストリーも国歌を試合前にみんなで歌う意義について、「リズムは大学の時からワールドカップで聴いていたが、(原田)衛さんが歌詞と意味を教えてくれた。理解して歌うのは大事だと思う。国歌を歌うことで、みんなでワンチームで固まって試合をするという意味がある」と語気を強めた。
カナダ代表戦では、試合前に日本代表の選手たちが国籍や出自に関係なく、みんなで国歌を歌う姿、そして原田、コストリーをはじめとするFW陣がフィジカルで相手を圧倒する勇姿に注目してほしい。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁