フィジカルで圧倒して「超速ラグビー」でカナダ代表に勝つ。ラグビー日本代表、原田衛とティエナン・コストリーが会見
「ワーナー・ディアンズのコーリングや動きに慣れて、もっとスムーズに動けるようにするとか、HOのスローイングのタイミングとか、どういうトリガーでラインアウトが始まるかとか、細かいところがわかるようになったので、ワンパック、ワンチームでできればいい」。
「スクラムは、イングランド戦ではペナルティを取れたが、ジョージア戦ではいくつかペナルティを取られたので、FLとして長くバインドついて、次のプレーを考えないで、スクラム押すマインドセットが大切」と話した。
PNCでは前回のシリーズでキャプテンを務めた、FLリーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス)が不在で、CTB(センター)立川理道(クボタスピアーズ東京ベイ・船橋)がキャプテンを務めている。
リーダーの1人でもある原田は立川キャプテンのリーダーシップについて「リーチさんとは違うタイプで、1人の人として尊敬できるし、頼れる。リーチさんがいるとかいないとか、関係なくできていると思う」。
「(立川主将は)プレーでも引っ張ってくれるが、みんなの意見を聞いたり、耳を貸したりするのが上手い。若手とか関係なく意見を聞いてくれるので、僕らからしてもやりやすい」と信頼を置いている。
昨年のワールドカップは出場を逃したが、日本代表とワールドカップで過去2回引き分けているカナダ代表の印象を聞かれて、原田は「体格も大きいし、フィジカルで対抗してくると予想されるので、フィジカルで負けることなく、アタックでボールを動かしてトライを取りきる。デカイ相手にボールを動かして、スペースにボールを運びたい」と分析している。
コストリーも「カナダ代表はフィジカルなチームで、モールをたくさんしてくるので、モールディフェンスで相手を圧倒して、セットプレーを壊してフィジカルでドミネイトすれば良い試合ができる」。
「フィジカリティーがあった上で、超速ラグビーで勝ちたい。日本で大学(IPU・環太平洋大学)に行かせてもらって、(今は神戸スティーラーズでプレーして)すごく良いキャリアを過ごしているので、桜ジャージーのブライドを持って、全力でプレーしたい」と意気込んだ。