横浜FMキューウェル監督「強い気持ちで」 ACL決勝後、中2~3日の2連戦に苦言も再出発の1勝誓う
横浜FMのハリー・キューウェル監督が28日、横須賀市内で練習後に取材に応じ、リーグ・柏戦(29日、日産ス)に向けて意気込みを語った。 25日(日本時間26日)にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝のアウェー第2戦でアルアイン(UAE)に1―5で敗れ、2戦合計3―6で初優勝を逃した。同監督は「自分だけでなく、クラブも選手も悔しい思いをした。そこで得た部分を次に生かさない限りは何も始まらない。(優勝を)得られなかったのはすごく刻まれるけど、決して忘れてはいけない。忘れないためにもこれから自分たちに残されているシーズンを1試合1試合、強い気持ちで戦わないといけない」と強調した。 チームは26日夕方に帰国。27日のオフを経て、練習を再開した。時差や長距離移動など選手の疲労は少なくないが、中2~3日で柏戦(29日、日産ス)、鹿島戦(6月1日、国立)と過密日程の連戦に臨む。 指揮官は「Jリーグが組んでいるスケジュールも尊重しますけど、できればもうちょっとうまく組んでいただいて、例えば週末の試合を日曜日(6月2日)にしてもらえていたら、もっとよかったなという思いはある。それは選手のことを考えているから。安全にプレーしてほしいのが第一です」と苦言を呈しつつ、「自分たちは課せられたスケジュールをこなすだけ。強い気持ちで1試合1試合、これからも戦っていきたい」と前を向いた。 リーグ戦は6戦勝ちなし(4分け2敗)で14位に低迷している。指揮官は「とにかくポジティブな部分に取り組んでいくことだ」と強調し、アジアV逸から再出発の1勝を狙う。
報知新聞社