＜TOTO第1日＞8番、小祝さくらと笑顔でグリーンに上がる渋野日向子（撮影・井垣　忠夫）

　◇米女子ゴルフツアー　TOTOジャパンクラシック第1日（2024年10月31日　滋賀県　瀬田GC北C＝6616ヤード、パー72） 【写真あり】吉田優利「いつもありがとうございます」　渋野日向子と仲良し2ショット　誕生日祝福に感謝 　◇米女子ゴルフツア　19年全英女子オープン覇者の渋野日向子（25＝サントリー）は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で回り、イーブンパーの56位発進となった。 　苦しい場面もあったが、最後まで集中力を切らさずに回りきった。3番パー3では2メートルにピタリとつけてバーディー先行。7番パー4では左崖下に落とすも、第2打目でグリーンを捉えてきっちりとパーセーブ。12番パー3では「焦りましたよ」と第1打目を左に引っかけてしまいダブルボギーを叩いたが、15、16番では連続バーディーを奪った。 　この日は平日にもかかわらず、渋野の姿をひと目見ようと多くのギャラリーが詰めかけた。日本でプレーするのは8月の北海道meijiカップ以来。「アンダーで回りたかったので凄くもったいないホールも多かった」と悔しさをにじませながらも、「自分のね、心も体も疲れているなみたいな感じはあったんですけど、日本に帰ってきてこうやってたくさんのギャラリーさんの前でプレーできることはありがたいこと。全力で空回りはしましたけど、自分の中では楽しめたかな」と明るい表情で振り返った。 　2週前のBMW選手権（韓国）は体調不良のため棄権。先週末に練習を再開したばかりだが、「自分の中では体が動いている」とこの日も、渋野らしいキレのあるショットを随所にみせた。「切り返しが早めになってしまっていたと思う」と課題を挙げながらも、「凄く気持ちは前向き」とほほ笑む渋野。第2日に向けて、「きょうもなんだかんだ爆発してたけど（笑い）良い方に爆発してくれたらね。自分の中で4日間楽しんで出来たなと思えるように頑張りたい」と意気込んだ。