斎藤工、ジュード・ロウのナチュラルなエスコートに感激 「勉強になりました」
12月6日から12月8日までの3日間、千葉県・幕張メッセにて開催される「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)。12月6日に行われたオープニングセレモニー終了後、「東京コミコン2024」のアンバサダーを務める斎藤工が囲み取材に応じた。 【写真】斎藤工の撮り下ろしカット(複数あり) 「仕事というよりは、僕自身、会場にいらっしゃるみなさんと同じように楽しみに、プライベートのような心持ちで来ました」と自身のスタンスを説明した斎藤。今年5月に開催された「大阪コミックコンベンション2024」(以下、「大阪コミコン2024」)に続いてのアンバサダー就任となったが、自身が参加した「大阪コミコン2024」については、「セレブの方たちも運営のスタッフの方たちも、みんな幼い頃に心を奪われたような作品だったり、エンターテインメントやカルチャーに対して、とても好奇心を持っていらっしゃることを大阪コミコンで感じた。映画祭だったり、他の来日映画イベントとは異質な、ここにしかない、みんな横一線のワクワクした気持ちが会場に溢れていた」と当時の思い出を振り返る。「大阪で楽しみ方を覚えたので、変に構えず、セレブの方たちやお客さんと同じく、僕も楽しみたい」と「東京コミコン2024」に期待を込めた。 終えたばかりのオープニングセレモニーについて斎藤は、「挨拶を聞いていても、通訳の方がほとんど稼働しないぐらい、日本語で伝えたいことを流暢に伝える方がどんどん増えている。このコミコン自体が、海外のセレブの方たちにとってもひとつの待ち合わせ場所のようになっているんだなと感じました」と印象を語る。続けて、「バックステージもみんな和やかで、ハグや握手が行われている。LAとかほかの場所で会う機会もあると思うんですけど、ここでまた再会できるというか、ちょっと親戚の集まりのような空気がある。クリストファー・ロイドさんを中心に、本当に微笑ましいセレブのリラックスした姿に、コミコンならではの魔法がかかっているなと思いました」とバックステージのセレブの様子を教えてくれた。 自身が出演したNetflixシリーズ『極悪女王』のステージや、映画監督の樋口真嗣とアニメーション監督・アニメーター・デザイナーの前田真宏を迎えてトークを行う「斎藤工 Presents」ステージなど、自身が参加するイベントも控えている斎藤。「日本初のカルチャーのステージをこちらからもご提案させていただいた」と自ら企画を提案したことを明かしつつ、「海外から来たものと日本発のものが融合する“タッチポイント”みたいなものがたくさん会場に溢れていて、それを味わうのが1番楽しみ。今回もいろんなブースで、お財布を握りしめて買い物したいなと思っています」と自身の東京コミコンの楽しみ方も披露した。 そんな「東京コミコン」が多くの人を惹きつける理由について、斎藤は「誰しもが子供の頃に憧れたエンターテインメントというか、外の社会への入り口が、映画やドラマ、ヒーローだったりするんじゃないかなと。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という作品が、外界への扉みたいな作品だったと思う。映画に関わると、小難しい作品を自分の人生のベスト映画だと言いがちなんですけど、純粋にそういう作品に幼心を動かされたんだと素直になれる。僕自身もそうなんですけど、会場にいらっしゃるみなさんそうなんじゃないかなと思いますし、ゲストの方たちもそういう気持ちでいらっしゃっているんじゃないかなと。同じような趣味を持った人たちが織りなす、魔法のような場所だと思います」とコメント。 来日セレブとの交流について質問が飛ぶと、「大阪コミコン以来の方たちに関しては、『大阪でお世話になりました』というような挨拶をしました。はじめましての方たちも、僕が関係者に見えたのか、気軽に挨拶してくれる方が多かったです」とやりとりを明かした斎藤。また、「オープニングセレモニーが終わってはけるときに、伊織(もえ)さんの後ろにジュード・ロウさんがいらっしゃったんですけど、 階段を降りるのをすごく自然に手伝っていらっしゃった。女性に対するエスコートをすごくナチュラルにされていて、勉強になりました。本当に優しい方でした」とジュード・ロウのエピソードを明かしつつ、「今の日本映画をどう思っていらっしゃるか、ハリウッドの映画作りと配信を含めたアジアの映画の融合が行われている現状をどう見ていらっしゃるか、これからの日本映画に何が必要なのかを直接聞けたらなと思っています」とジュード・ロウとの直接の対話にも期待を膨らませた。
宮川翔