ショートパットで緩まないコツとは? パット巧者・藤田寛之プロが教えてくれた「2つの打ち方」を実際に試してみた
緩まない打ち方②「大きなテークバックからフォローでピタッと止まる」
もうひとつは逆の動きで「大きなテークバックからフォローでピタッと止まる」という打ち方。これも極端に大きめにテークバックしてから、インパクト後はピタッとヘッドを止めるような意識でやるといいようです。 この2つの打ち方は両方試してみて、自分に合うほうを選べばいいと藤田プロは言っています。ただどちらの打ち方も、絶対に崩してはいけないことは「常にヘッドは加速する」ということだそうです。 まずは小さなテークバックのほうをやってみました。小さいテークバックから加速しながら大きなフォローをとるように打つのですが、これはけっこう僕には合いました。思い描いたラインにボールを乗せていくようなイメージが出て打ちやすかった。加速しながら打つというイメージも出しやすかったですね。ただ、切り返しのテンポが速くなると、インパクトが不安定になってしまいがちだったので、速くなりすぎないようにすることは大事だと思いました。
次に大きなテークバックのほうをやってみましたが、これは僕はいまいち上手く打てませんでした。加速しながらインパクトして、フォローでピタッと止めようとすると、どうしてもパンチが入ってしまうんですよね。だからといって加速をやめてしまうと緩みになってしまうし。ただ、1メートル以下くらいのパットなら、この打ち方のほうが緩まず真っすぐ打てそうな気がします。 桑木プロは小さなテークバックから大きくフォローをとる打ち方のほうが、インパクトの音がはっきりするようになったそうで、こっちのタイプが合うみたいです。どっちが合うかは人それぞれなので、両方試してみるといいと思います。僕のように小さいテークバックのほうが上手く打てた人でも、パットの調子が悪くなってくると、逆に大きなテークバックのほうがイメージが出るようになったりすることもあるそうです。なので、調子が悪くなったときは、また2つの打ち方を試してみるのが良さそうです。