警察官が改造銃を所持 広島県警が書類送検 エアガン修理・改造しネットに出品も
広島県警は8日、殺傷能力を帯びる可能性のある改造拳銃など7丁を自宅で所持したとして、県東部の男性巡査部長(46)を銃刀法違反の疑いで書類送検した。また、玩具などを仕入れて修理、改造し、インターネットオークションに出品する地方公務員法違反の行為もあったとして、巡査部長を停職6月の懲戒処分とし、男性巡査部長は辞職した。 【写真】広島県警本部 県警によると、書類送検容疑は、3月12日、福山市内の自宅で、改造拳銃6丁と模造拳銃1丁を所持した疑い。容疑を認めているという。拳銃はネットオークションで買ったり、自身が改造したりしたという。県警はエアガンやモデルガンが好きで、観賞用に持っていたとみている。 また、男性巡査部長は2023年3月ごろから今年3月ごろまでの間、地方公務員法に定められた任命権者の許可を得ることなく、エアガンやモデルガンを仕入れて修理、改造した上でネットオークションに出品し、落札者に販売する行為を繰り返したという。この1年間で300回以上の販売実績があり、「小遣いが欲しかった」と話しているという。 県警などによると、今年2月、県外の警察からネットオークションで拳銃の疑いがある商品を広島県内在住者が落札したとの連絡があり、捜査する過程で男性巡査部長が浮上した。
中国新聞社