【37年半ぶりの高値更新】再び「1ドル160円台」へ突入したが…国際金融アナリストが「近いうちに米ドル安・円高に向かう」と予想するワケ
7月の注目点=月末に日米の金融政策決定会合
7月は、月末に日米の金融政策決定会合が予定されています。それらをにらみながら、160円台に突入した米ドル高・円安は、さらに続くことになるのでしょうか? ここまで見てきたように、現在の米ドル高・円安の「主導役」と考えられる、投機筋による米ドル買い・円売りも、「行き過ぎ」懸念が強くなっている可能性があることから、さらなる米ドル高・円安も限られ、日本の通貨当局の為替介入などのきっかけ次第では、ポジション調整から、米ドル安・円高に戻す可能性も考えられます。 以上を踏まえ、7月の米ドル/円は、155~163円で予想します。 吉田 恒 マネックス証券 チーフ・FXコンサルタント兼マネックス・ユニバーシティFX学長 ※本連載に記載された情報に関しては万全を期していますが、内容を保証するものではありません。また、本連載の内容は筆者の個人的な見解を示したものであり、筆者が所属する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではありません。本連載の情報を利用した結果による損害、損失についても、筆者ならびに本連載制作関係者は一切の責任を負いません。投資の判断はご自身の責任でお願いいたします。
吉田 恒