物議醸す疑惑の判定にキリオス痛烈批判「この審判は解雇されるべき」「恥ずべきこと」<男子テニス>
ミレニアム・エストリル・オープン
男子テニスで元世界ランク13位のN・キリオス(オーストラリア)は6日に自身のSNSを更新。5日に行われたミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、クレー、ATP250)準々決勝で起きた物議を醸している疑惑の判定について「この審判は解雇されるべき」と審判の判定を痛烈に批判した。 【動画】物議を醸している疑惑の判定、実際のシーン 問題が起きたのは5日に行われた同大会の準々決勝、世界ランク62位のN・ボルジェス(ポルトガル)と同112位のC・ガリン(チリ)の一戦。 この試合の第2セット第6ゲーム、ガリンがブレークポイントを握られた場面で、ガリンがベースライン付近に放ったストロークに対し観客席からアウトという声が飛ぶ。これに反応したボルジェスは返球したもののプレーを中断。一方、プレーを継続したガリンはこのボールを打ち込むもこれがアウトとなる。 これにより、当該ポイントはボルジェスのポイント、もしくはリプレーになるものと思われたが、主審はガリンのポイントと判定。これにボルジェスは「なぜ僕がポイントを失ったんだ」と猛抗議しスーパーバイザーも呼ばれて協議がなされたが、判定が覆ることはなかった。 その後、このゲームをガリンがキープし、試合は6-2, 7-6 (7-3)でガリンが勝利した。ベスト4に駒を進めたガリンだったが、試合後も観客からは大きなブーイングが浴びせられた。 試合後、物議を呼んだこの判定に対し、現在負傷によりツアーを離脱しているキリオスも反応。自身のXに「この審判は解雇されるべきであり、二度と試合に出られないようにすべきだ。恥ずべきことだ」と投稿して審判を痛烈に批判した。 なお、準決勝に進んだガリンは次戦で第2シードのH・フルカチュ(ポーランド)と顔を合わせる。
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