【次期衆院選】維新幹事長に戦略を聞く(独立独歩で真っ向勝負)
立憲との共闘とは目指さない?!
先日、維新トップの馬場伸幸代表と立憲民主党のトップの泉健太代表が会談をして、意見交換をしたというニュースがありました。 両党のトップ会談について藤田氏は「実は定期的にやっていて、今回が初めてではない」と解説しました。 立憲民主党は、現与党を倒すために、選挙区調整まで含めてやりたいという考えがあると、漏れ聞こえてきます。 この点について「僕は結構難しいなと思っている」と藤田氏。 政権をワンチャンスで取ることだけを目的にするのは違っていて「国民のために政権を取って何をするかが大事だ」と語りました。 また、立憲民主党と日本維新の会では、憲法、エネルギー、外交、安全保障など、政策の基軸に対する考えが異なります。 藤田氏は、以前に立憲民主党に「表ですり合わせというか、違うところは違う、ここは合うという公開議論をやりませんか」と持ちかけたところ、「先方はそれを断った」と言及。 そういう状況なので「一緒に戦っていくのは、むしろ国民のみなさんに失礼」と自身の考えを述べました。 続けて、MC伊藤が「他党との連携関係、共闘は、どういう状況にありますか」と質問。 藤田氏は「それはない。うちは独立独歩で正面から戦う」と即答しました。
野党乱立は与党に有利じゃない?!候補者擁立の戦略とは?
MC伊藤「野党勢力が分散してしまうと、与党勢力が結局は得をすると言われていますが、いかがでしょうか」 藤田氏「私たちも分析をしているんですけど、それは選挙区によるんですよ。実は逆もあって……」 一般的には、立憲民主党と自民党が事実上1対1の選挙区に、維新が候補者を擁立すると、野党票が削られ、自民党が得をすると言われています。 しかし、維新の政策は自民党に近い部分があり、自民党支持層から維新へ票が流れる選挙区も発生しています。 この分析結果を受けて「シンプルに自分達の組織を強くする」のが大切だと藤田氏は語ります。 「古い自民党、公明党の現政権でもダメ、旧民主党系で、共産党と共闘するような立憲でもダメ、既存勢力ではない、第3の選択肢として維新の会が選ばれるように」と体制を作っていきたいと力強く語る藤田氏。 藤田氏「組み合わせや調整とかじゃなくて、真正面から戦うことが、私はこの選挙においては正しいんじゃないかな」