季節外れの暖かさ続く… 3分の2地点で20℃超え【長野】
県内の日中の最高気温は南木曽町で23.7℃を観測するなど県内の3分の2の地点で20℃を超えました。季節外れの暖かさが続いています。 ストーブの上で暖をとっているのは、マダガスカル島に生息する「ワオキツネザル」。 長野市の城山動物園では、朝晩の冷え込みに対応するため、その日の気温に合わせて、暖房を使用しています。 ■長野市城山動物園飼育員・塚田泰佑さん 「今年はもうそろそろ気温が下がり出したので、ストーブを稼働して温めている状態になってます」 (Qきょうはご機嫌ですね) 「暖かくて良いなと思います。」 ■長野市内から 「朝晩は寒いので子どもの体調管理が大変だと思います。でも外の散歩の時期には快適な時期かなと思います」 暖かな日差しを求めて外に出る動物も。「アルダブラゾウガメ」です。飼育員によると、このところの暑さで困ったことがあるそうです。 ■長野市城山動物園飼育員・塚田泰佑さん 「このところ、昼間は暖かい日が続いているので、なかなか小屋に帰ってこないことがあります」 暖かい所が好きなこのカメの重さは、およそ100キロ。そこで、飼育員は、あるトレーニングをしています。 ■長野市城山動物園飼育員・塚田泰佑さん 「こちらにカメがタッチをしたら。ご褒美の餌をあげようと教えています。これを繰り返して小屋に帰ってもらっています」 カメは、赤色のペットボトルを見つめながら歩みを進め、ご褒美をもらいます。 ■「きょうはあまり帰りたくないという時は、20分から30分ほどかかる場合もあります。 日中かなり気温があがった時には、その傾向があります」 長野市にある創業120年の日本茶の専門店。暑さによる影響があったといいます。 ■長喜園店主・宵野間信行さん 「水出しの緑茶を飲んで頂くことが増えてきました。お茶屋としては夏もお茶を飲んで頂くということでとても良い状況になってきましたね」 「水出し煎茶」の販売数は例年に比べて、今シーズンは2倍の売れ行きとなりました。 店では喫茶のメニューを秋メニューに切り替えましたが、「水出し煎茶」を求めるニーズは続きそうだということです。