佐々木恭子アナ「とくダネ」で共演の小倉智昭さん追悼「全て仕事を教わった」偉大な言葉伝える
フジテレビの佐々木恭子アナウンサー(51)が10日、同局「めざまし8」(月~金曜前8・00)に生出演。「情報プレゼンター とくダネ!」で長年共演した小倉智昭さんの訃報に言及した。 【写真あり】10月に集まったばかり…古市憲寿氏や伊藤利尋アナらと自宅で笑顔の小倉さん 佐々木アナは「私、10年間ご一緒させていただいたんで、小倉さんから全て仕事を教わったと思ってるんですね。その中でも、小倉さんを表す偉大さというと、よく私たち、番組の中では、不本意ながらある日突然、事件や事故に巻き込まれたり、災害に遭われる方を、たくさん長い時間使って放送することがありますよね。そのときに、スタジオに戻ってきて一言“お気の毒だよね”っておっしゃってたんですよ」と語った。 小倉さんは「お悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」などの“定型文”を使いたくないという強い思いがあったという。小倉さんが選んでいた言葉について「放送する立場からすると、実は結構使えない言葉だと思うんですよね。他人事に聞こえるんじゃないかとか、高みの見物に聞こえるんじゃないかっていう。でも小倉さんは、全てのやるせない気持ちを、一言で“お気の毒だよね”っておっしゃっていて」と佐々木アナ。 「いつかこの一言に全てを込められるような、そういう人生経験をしていきたいなっていうのは、小倉さんから教わりました。でも、いまだに使えないです。やっぱり優しさとか、ご本人もいっぱい苦労して過ごしてこられたからこその、にじみ出る情とか愛情とか優しさが全部そこに詰まっていて、万感の思いを込めてよくそうやって“気の毒だね”っておっしゃっていたのを凄く記憶しています」と話した。 小倉さんは1999年4月からスタートした「とくダネ!」に22年にわたってメーンキャスターとして出演し、サブ司会を務めた佐々木アナと2009年3月まで共演していた。 小倉さんは2016年に膀胱(ぼうこう)がんを公表し、肺にも転移するなど長く闘病生活を続けてきた。今年11月23日に放送されたフジテレビ「小倉ベース」に出演。都内の自宅でEXILEのHIROらとトークを展開。元気な姿を見せていた。その後、不調を訴え、千葉県柏市内の病院に入院。体調が急変し、9日に息を引き取った。