「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の映画化が新たに決定 監督は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン
「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の映画化が新たに決定 監督は「バイオハザード」のポール・W・S・アンダーソン
セガのホラーシューティングシリーズ「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の映画化企画が進行中であることがわかった。指揮を執るのは、ゲームの映画化で豊富な経験を持つ監督だ。 「The House of the Dead」画像・動画ギャラリー Deadlineは、ポール・W・S・アンダーソンが、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」の映画版で脚本・監督を務めると報じた。アンダーソンは、長年のクリエイティブパートナーであるジェレミー・ボルトとともにプロデューサーも兼任するという。 アンダーソンはこのジャンルに強い愛着を持っているようで、「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」は自身が映画化を手がける4つ目のビデオゲームIPとなる。これまでには、『モータルコンバット』(1995年)、『バイオハザード』(2002年)と一連の続編、そして最近では『モンスターハンター』(2020年)を監督している。 Deadlineのインタビューでアンダーソンは、この映画化にどう取り組むかについて軽く言及し、『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド III』のストーリーを下敷きにすると発言。「作品の設定を知っているなら、アクションと恐怖の渦中にいる家族の葛藤がテーマになっていることがわかるでしょう」と語っている。 また監督は、「これは、父親を救おうとするリサ・ローガンという女性の物語です。そして、ミュータントの発生を引き起こした人物の息子で、父親の罪と向き合わなければならないダニエル・キュリアンの物語でもあります」とも述べた。 アンダーソンは、ゲームシリーズが始まった1990年代から「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド」のファンだと付け加えている。このゲームは銃型のコントローラーの使用だけでなく、動きの速いクリーチャーが登場する、ゾンビジャンルの新しい切り口でも知られるようになった。 「私のアプローチは、この動きのある超没入型ビデオゲームの本質を反映させることです。ザック・スナイダーが(2004年の『ドーン・オブ・ザ・デッド』で)こういったクリーチャーの動きを速くしたのはそのためです」とアンダーソンは言う。「これは完全なる恐怖体験です。たくさんのトラップやパズルを解き明かしていく『バイオハザード』とは違います。『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド』はレールシューティングゲームが基本なので、アクションの真っ只中に放り込まれることになります。私はそのアプローチを反映して、観客をアクションの真っ只中に引きずり込むような、リアルタイムで展開する映画を作るつもりです」 セガが映画化を計画しているタイトルはほかにもある。「ソニック・ザ・ムービー」シリーズは新作が年末に公開予定で、「Shinobi」や「ゴールデンアックス」、「ベア・ナックル」の映像化も計画中だ。あわせて、IGN JAPANがセガの映像化プロジェクトについて訊いたインタビュー記事もチェックしてみよう。
Alex Stedman