「国立小は積極的な子じゃないとダメ?」控えめな性格の子どもを国立小に入れた母親が“痛感”したこと
数年前、息子の受験準備をがんばる中で、ふと「国立小学校に通っている子は、実際どんな子が多いのか?」と、気になったことがありました。 ・どんな子が合格しているんだろう? ・もし合格したら、うちの子は馴染めるのかな? 「う、嘘でしょ…」“普通の親子”が国公立の中高一貫校に見学に行ったら…思わず顔が引きつった「生徒たちの実態」 そんな息子も、現在は6年生。通っている国立小学校は、やはり特殊なことも多く、入学して初めてわかったこともたくさんありました。 とにかく、国立小学校には、自分の意見を持っていたり、物怖じしなかったりなど、積極的でハキハキとしている子が多いです。では、国立小は「積極的な子でなければダメ」なのでしょうか? 今回は、控えめな性格の長男が、国立小でどのように過ごしているかをお話します。
積極的じゃなかったらダメなのか?
国立小学校には、積極的でハキハキと自分の意見を言える子が多いですが、決して「積極的な子でなければダメ」というわけではありません。 国立小学校といっても、いろいろな性格の子がいます。おとなしい子や、自分の意見をはっきり言えない子、恥ずかしくてモジモジしてしまう子も、もちろんいます。 実は、息子は前述したような、積極的なタイプの子ではありません。授業参観で手を挙げて答える姿なんて、ほぼ見たことありませんし、行事でも前に出ることはあまり好きではないようです。小学校受験の面接でも、小さな声しか出ず、ヤキモキさせられました。 そんな息子ですが、国立小学校で過ごして、もう6年が経ちました。 相変わらず、人前での発表が得意ではなく、大きな声で話せないことも多いですが、そんな息子をバカにするような子は1人もいません。息子が発表する時は静かに見守ってくれたり、話しやすいようにサポートしてくれたり、本当にやさしい子達ばかりです。 お友達の個性や良いところを見つけて、それを認められる子が多いこと、そんな環境で過ごさせてもらえることに、親として日々感謝しています。
でも、ご縁がある子は一握り
国立小学校は人気があるため、倍率も高く、ご縁をいただける子は、そんなに多くはありません。実際、うちの次男は、長男の通う国立小学校を受験しましたが、ご縁をいただけませんでした。 でも、次男の通う公立小学校にも、自分の意見を持ち、積極的に取り組む子はいます。好きなプログラミングを追求して、夏休みの自由研究に大作を提出するお友達もいました。そろばんが得意な子や、親子でサッカーをがんばるご家庭も。学校の環境も大切だけれど、それと同じくらい、家庭環境も大切だなぁと感じます。 国立小学校には、教育熱心なご家庭が多いので、必然的に、積極性や得意が伸びるお子さんが多い部分もあるでしょう。 学校名だけにとらわれず、また学校任せだけにしてしまわずに、私たち親自身が、子ども達の成長を応援しつつサポートできるよう努力したいと感じます。
【Profile】すみれ(@suuuumam0513)
小6・小4男子の二児の母。息子2人はおうち学習を中心に、幼児教室に通いながら小学校受験を経験。 自身は中学受験を経験し、私立中高一貫校を経て大学へ。出産を機に退職し、現在はフリーランスで企業のインスタ運用を受託。 2023年より教育ママ達が集まるコミュニティを運営中。 著書に「【幼児教室では身につかない】小学校受験 家庭でできる22のこと」(Amazon kindle)