《ブラジル》笹川平和財団が南米視察=関係強化の交流事業立ち上げへ
日本有数のシンクタンクで国際交流および国際協力事業を行う公益財団法人「笹川平和財団」の安達一常務理事(62歳、北海道出身)、小西伸幸(戦略対話・交流促進担当)グループ長(56歳、大阪府)、梶ケ山薫研究員(31歳、埼玉県)と東京外語大学の舛方周一郎准教授(45歳)が2日、編集部を訪れた。 JICAに30年ほど勤務し、5年前から同財団で仕事をするという安達さんは、「今までは台湾や中東との交流事業に力をいれてきたが、これからは南米日系人との関係強化も考えており、そのための準備に来ました」と来伯の動機を説明した。南米と日本双方の若手政治家、オピニオンリーダー、メディア関係者、若手研究者をつなげ、双方の関係強化を図りたいという。 小西さんも南米の政治情勢などに関心を寄せ、日系政治家やオピニオンリーダーの名前を真剣に聞き取っていた。一行は10日間余りの日程で聖市、ペルー・リマ、パラグアイ・アスンシオンの汎米日系人大会(COPANI)、アルゼンチンなどを訪れるという。