父から「人脈は大切」とよく言われるのですが、収入には関係ないですよね?
昨今のインターネットやSNSの普及は、目覚ましいものがあります。誰でも気軽に世界中の人とつながれる時代になったことで、人脈形成のハードル自体は大きく低下しているといえるでしょう。 人脈を作りやすくなった現代だからこそ、有益な人脈には高い価値があります。他人と関わることを余儀なくされる社会において、人脈の有無は生活を豊かにするうえで必要不可欠です。 そこで本記事では、人脈を広げるメリットや収入との関係性などについて解説します。人脈の形成に悩む方は少なくないため、ぜひ参考にしてください。
人脈を広げるメリット
仕事をするうえで、人脈を広げることには数多くのメリットがあります。近年では組織としてだけでなく、個人の価値を重要視して評価することも少なくありません。人脈の形成とは、個人単位で横のつながりを作る行為であり、多くの場面で自身の発展につながります。 仕事における人脈とは単なる知り合いではなく、お互いに有益な効果をもたらす人と人とのつながりを指します。同業者や異業種の専門家を指して人脈とする場合が多いですが、顧客も大切な人脈のひとつです。 以下で、仕事において人脈を広げる代表的なメリットを紹介します。 ■ビジネスチャンスになる 人脈を通じて、ビジネスにおける画期的なアイデアが得られることは少なくありません。限られた人物を除き、ビジネスのアイデアを全て自分から創造できる人はいないでしょう。多くの人は、異なる視点からのアイデアやアドバイスを参考にすることで、ビジネスチャンスを形成していきます。 人脈を広げ、多種多様な人や情報に触れる機会を設けることでビジネスチャンスは広がるとともに、質も高まります。端的にいえば、人脈の広さはビジネスチャンスの多さです。 ■優秀な人材に出会える 人脈は、人と人とのつながりです。人脈が広いほど、自分にはないスキルを持つ優秀な人材に出会う確率が上がります。成長のきっかけになるだけでなく、ビジネスや仕事をするうえで重要なパートナーになる可能性もあります。 例えば、自分が属するコミュニティーや社内で形成できる人脈では、優秀な人材との出会いは限られます。もちろん社内にも優秀な人材はいるはずですが、会社の垣根を越えた社外のコミュニティーのほうが出会える人材は圧倒的に多いでしょう。 社外のコミュニティーに目を向ければ、優秀な人材に出会える可能性が上がり、異業種の人材と知り合う機会も増えます。元々自分が属していたコミュニティーでは得られなかった発見や情報に触れられるでしょう。さまざまなコミュニティーを経験することは、考えが凝り固まることを防いで柔軟な発想や思考をするのに役立ちます。 ■キャリアアップにつながる 人脈を広げていくなかで、今までの自分になかった情報や発想に触れられます。異業種はもちろん、同業種でも環境の違いを知るきっかけになるでしょう。人脈によって得られた情報が、キャリアアップや転職につながることも少なくありません。 なかには、つながりのある人から直接的な転職の誘いを受ける人もいます。人脈の広さは転職やキャリアアップの選択肢を増やすための武器であり、自分の価値を周囲に知ってもらうためにも重要です。 自分の価値を他者に見出してもらうためには、自ら価値の提示をしなくてはいけません。相乗効果やお互いに利益があると思うからこそ、周囲は価値のある提案をしてくれるのです。