中傷や批判に1分半で回答!テオ&レオンの活躍で今季初勝利のミランに伊解説陣が見解「王者やトッププレーヤーなら…」 | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】ミランは、セリエA第4節で昇格組ヴェネツィアに4-0と勝利して今シーズン初白星を挙げた。『DAZN(ダゾーン)イタリア』解説陣が試合後に見解を示した。 【動画】ミラン10番レオンの魔法のヒールアシスト
パウロ・フォンセカ新体制で開幕から3戦未勝利と迷走したミラン。前節のラツィオ戦では、先発から外れて途中出場した主力のラファエウ・レオンとテオ・エルナンデスが、逆サイドで2人だけのクーリングブレイクを過ごし、チームの輪から外れたことへ批判が相次いだ。 そんな中で迎えた日本時間15日のヴェネツィア戦、ミランは開始直後の2分に渦中の2人のコンビネーションから先制点を奪うと、29分までの間にさらに3得点を追加し、そのまま4-0で今シーズン初勝利を手にした。 『ダゾーン・イタリア』は、「テオとレオンがすぐさま論争に答え」との見出しで注目している。イタリアの中継で実況を務めたリッカルド・マンチーニ氏は、左サイドを駆け上がったテオがレオンからヒールでリターンを受け、先制点をマークしたシーンについて「またしてもこの2人だ! すぐさま、この2人だった」と驚きを示すとともに「批判や論争、中傷に対する答えをすぐに出しだ」と続けた。 ピッチリポーターを務めたマルコ・ルッソ記者も試合終了後、「開始1分半に今夜のカギとなる場面があった」と述べ、レオンの個人技からゴールを挙げたテオが、ポルトガル代表FWを指差し、アシストを称えたシーンに言及し、「この2週間、あれだけ言われていた中で、彼ら2人で1分半の出来事だった」とコメントした。 すると解説担当の元スイス代表ヴァロン・ベラーミ氏も、レオンらに見解を示した。 「カンピオーネ(王者)やトッププレーヤーであるなら、ピッチで最善の答えを出すべきなんだ。SNSで時間を浪費して発言しても、新たな論争を生むだけだ。しかしこれは、彼らがミランのプロジェクトの一員であることを示すのに、最善の方法だった」 「開始2分で結果を出したことは、2週間前にフォンセカが下した、2人をスタメンから外すという強い決断よりも意味のあるものとなった」
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