パナマ運河で記録的な水不足 通航できる船舶数を3割以上減へ 物流への影響懸念
日テレNEWS NNN
記録的な干ばつによる水不足の影響で、パナマ運河を通航できる船舶の数が3割以上減らされることになり、物流への影響が懸念されます。 世界の海上輸送の要衝となっている中米のパナマ運河では、昨年から続く記録的な干ばつによる水不足に見舞われています。 AP通信などによりますと、パナマ政府は17日、パナマ運河を通航できる船舶の数を36%削減すると発表しました。 一日あたり平均で38隻だった通航数を24隻に減らすということで、世界的な物流への影響が懸念されます。 また、通航量の減少により日本円でおよそ740億円から1040億円の損失が出るとしています。 パナマ運河当局は、干ばつの原因はエルニーニョ現象と気候変動だとしたうえで、運河に水を供給するための新たな水源を探すことが急務だと訴えています。