日本ラグビーが“世界のクラブ大会構想”リードできるか? 「クロスボーダーラグビー」開催の是非
日本が“世界のクラブ大会構想”をリードする存在に
日本協会きっての国際派である岩渕健輔専務理事は、「一つの大会にどのような意味をつけられるかが重要」だと述べる。 ここで言う「意味」とは、「競技力が高まるであったり、その大会に出ることでなんらかの価値を得られるであったり」とのこと。沢木が述べたような、CBRの試合結果をリーグワンの勝ち点へ反映させることも含まれていよう。 国際ラグビー界での議論の流れを汲みながら、岩渕はこう続ける。 「いま少しずつ、世界のラグビーカレンダーの方向性が見えてきていて、世界のクラブ大会がずっと(水面下で)企画されています。その動きに日本は乗っかるだけではなく、自らリードするような形で進めることも必要です」 目下進行中のリーグワンは5月に終わり、その約半年後には新シーズンが幕を開ける。早急かつスマートな交通整理が必須だ。 <了>
文=向風見也