試合に向かうバスで“朗報”受けたバルセロナ、ビルバオ撃破でスーパー杯決勝へ! 指揮官「彼らのために勝ちたかった」
[1.8 スペインスーパーカップ準決勝 ビルバオ 0-2 バルセロナ] スペインスーパーカップ準決勝が8日に行われ、バルセロナがアスレティック・ビルバオを2-0で下した。12日の決勝でレアル・マドリーとマジョルカの勝者と戦う。 【写真】ジダンとフィーゴに“削られる”日本人に再脚光「すげえ構図」「2人がかりで止めようとしてる」 昨季ラ・リーガ2位のバルセロナと昨季コパ・デル・レイ王者のビルバオがサウジアラビアのジッダで顔を合わせた準決勝。バルセロナは負傷明けのFWラミネ・ヤマルをスタメン起用した。 試合が動いたのは前半17分。MFペドリがペナルティエリア左にスルーパスを送り、DFアレックス・バルデがワンタッチで折り返すと、MFガビが左足で流し込んだ。 昨年10月に長期離脱からカムバックしたガビは、これが復帰後初ゴール。後半7分にはガビが鋭い縦パスを入れ、抜け出したヤマルがGKウナイ・シモンとの1対1から追加点を挙げた。 そのまま2-0で逃げ切ったバルセロナが決勝に進出。2シーズンぶりの優勝に王手をかけた。 バルセロナは12月31日までにファイナンシャルフェアプレー(FFP)の問題を解決できず、ラ・リーガとスペインサッカー連盟(RFEF)からFWダニ・オルモとFWパウ・ビクトルの選手登録を抹消される事態が発生。しかし、クラブがスペインのスポーツ上級委員会(CSD)に異議申し立てを行った結果、今回のビルバオ戦前に両選手が再びプレーできるようになる暫定的な緊急予防措置が認められた。 クラブ公式サイトによると、その朗報は試合に向かうバスの中で知らされたという。ハンジ・フリック監督は「私は2人のために、チーム全体のために、とても嬉しく思う。クラブ全員が満足しているし、これは正しい決断だ」と言及。「私たち全員がワンチームであることを示したかったし、彼らのために勝ちたかった」と、試合前にそのニュースを受けたことが良い効果をもたらしたと語った。 サウジアラビア遠征に帯同している両選手はビルバオ戦には出られなかったが、12日の決勝には出場可能となる。指揮官は大会制覇に向け、「若いチームだが、経験がある。EURO、オリンピック、チャンピオンズリーグなど、多くの選手が非常に厳しい試合を経験してきた。もちろん学ぶことはできるが、彼らは偉大なサッカー選手だ。それを見せたいと思っている」と意気込んだ。