鈴木千裕と五味隆典がドロー。五味が「千裕、頑張れよ。パッキャオはこんなもんじゃないからな」とエール【KNOCK OUT】
2R、五味はサウスポーの構え。前手での探り合い。五味は大振りの右フック。五味はパンチで前に出るが鈴木はバックステップ。五味は踏み込んで右ストレートも鈴木はバックステップで当たりは浅い。なおも五味は左右のフック。五味が右ジャブも鈴木は距離を取る。五味は右フック。終盤、圧をかけ返した鈴木が右ストレートを出すと五味が左フックを合わせる。手数で五味が圧倒する。 3R、鈴木は足を使ってジャブから。五味は圧をかけてパンチ。鈴木は右ストレートも五味がかわす。五味が前に出て左フックもかわした鈴木がカウンターで右のショートを効かせる。しかし、五味もパンチを返し効かせると、タックル気味にクリンチの鈴木。五味が前に出て左フックも大振りで当たらず。鈴木も大振りとなり五味がかわす。五味が前に出てパンチ。コーナーに詰め、観客にアピール。鈴木に“打ってこい”とアピールの五味。ゴングが鳴ると勝ちを確信し、コーナーに上る五味。 判定はジャッジ3者とも29-29でドローに終わった。
試合後のマイクで鈴木は「五味さん、ありがとうございます。ずっと戦いたかったんで、ここで殴り合いができてよかったです」と五味に感謝の言葉。そして「もっと強くなってKNOCK OUTを世界に連れていくんで、ついてきてください。俺の試合は続くんで僕の夢についてきてください。そしてスポンサーの皆さん、僕はスポンサーという言葉は嫌いです。僕は仲間と呼んでます。応援してくれる仲間のみんな本当にありがとう。まだまだ世界に行くんでこれからよろしくお願いします」と今後のさらなる飛躍を誓った。 五味は「今から20分、皆さんの時間をいただきます。千裕、判定ダメだよ、KOじゃなきゃ。ボクシングだったら負けないかな? 楽だったかな、今日は。タックルにでも入ればよかったかな。入ったか。とにかく、この年までこのようなリングに上がれることに感謝します。そして無心塾の加藤先生、20年前に戻るような特訓をしていただきました、無心塾の皆さん、ありがとうございます。ボクシングを一番最初に手ほどきしてくれた、相模原ヨネクラの幡野会長、今日は勝利を会長にプレゼントできなかったんですが。まあ、倒しちゃうとね、俺がパッキャオとやって大変なことになっちゃうから」などとここまでコンディション作りに協力してくれた周囲に感謝の言葉。 そして「千裕、頑張れよ。パッキャオはこんなもんじゃないからな。とにかくケガだけしないで戻ってこいよ。何でもチャレンジするってことは素晴らしいことだと思います。危なかったらタックルに入れ。とにかくありがとうございました。もういいかなと思ったんですが、お金になる話があればいってください。何でもやります」と鈴木にエールを贈ったうえで、再度、リングに上がる意欲を見せた。
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