最も人気なのは? J1リーグ観客数ランキング1~10位。1位は浦和レッズ。その人数とは?
明治安田J1リーグの2024シーズンは前半戦が終了した。昨季途中より新型コロナウイルスによる制限もなくなり、観客動員は2019年以前に戻りつつある。今回は、J1リーグクラブの今季のホーム観客動員数を集計し、1試合の平均入場者数をランキング形式で紹介する。(データは第19節終了時点)
10位:川崎フロンターレ 本拠地:Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 収容可能人数:2万6827人 今季平均入場者数:2万1387人 川崎フロンターレの本拠地といえば等々力陸上競技場だが、富士通株式会社とネーミングライツ契約を交わしたため、今季からは「Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu」に名前を変えている。1試合の観客動員数は、昨季が平均1万9840人だったのに対して、今季は2万1387人で好調だ。 フロンターレは、ホーム開幕戦の第2節・ジュビロ磐田戦で2万316人を動員すると、その後も2万人超を維持した。収容可能人数2万6827人のスタジアムに常に2万人以上の観客が入っており、どの試合も空席が目立たないことは、クラブにとって大きな財産だろう。 ただ、第17節の名古屋グランパス戦の観客動員数は1万9463人で、今季初めて2万人を割ってしまった。名古屋戦は昨季もシーズンで最も少ない観客数(1万7674人)だったため気にするほどのことではないかもしれないが、チームが14位に低迷して客足に影響しているとしたら、今後に向けて不安だ。 U等々力は、今後改修工事を行い、2029年度末までの完成を目指している。改修後は3万5000人ほどの観客を収容できるようになる見込みだ。高い収容率を維持するためにも、まずはピッチ上で結果を残したいところだろう。
9位:アルビレックス新潟 本拠地:デンカビッグスワンスタジアム 収容可能人数:4万1684人 今季平均入場者数:2万2516人 アルビレックス新潟は、2024シーズンのホームゲーム1試合平均入場者数が2万2516人だ。昨季の2万3113人という記録と比べると下がったが、それでも多くの観客がデンカビッグスワンスタジアムを訪れている。 ホーム開幕戦となった第3節の名古屋グランパス戦で2万2942人が入った。また、第10節からはホームゲーム3試合連続で2万4000人を超えている。FC東京戦で2万4438人、サンフレッチェ広島戦で2万5854人、浦和レッズ戦で2万4652人と、安定して多くの観客を集めている。6月22日に行われた第19節の川崎フロンターレ戦では、スペシャルユニフォームのプレゼント企画などがあった影響もあって、今季最多の3万3885人を動員した。 1試合平均が4万人を超えた2005シーズンの熱狂を取り戻すのは現実的に厳しいが、コンスタントに観客が集まっており、平日開催だった5月15日の第14節・横浜F・マリノス戦でも1万5065人が入っている。 現在15位の新潟は、今季J1ホームゲームの成績が2勝4分け4敗と苦しんでいる。ファンに1つでも多くの勝利を届け、早い段階で残留を決めたいはずだ。