「旅行中も快適に過ごしたい欲望」と「観光DX」を考える
豊富な車種と多言語対応が便利なGrab
Grabは利用者のニーズに対応できるように車種が多く、最初は戸惑いますが、慣れればうまく使い分けができそうです。 ■ ベトナムでの一般的なGrabの車種 ・ GrabCar : Grabに登録している普通乗用車 ・ GrabTaxi : Grabからタクシーが呼べる ・ GrabBike : タクシーのバイク版で、バイクの後部に乗る ・ GrabCar Plus:GrabCarのドライバーのなかでも優良ドライバーが運転する車種 ※上記以外にも、車の座席数も選択することが可能でした。 ベトナム在住日本人の方のブログには、「観光客はGrabTaxiがおすすめ」と記載があったので、基本的にGrabTaxiを利用しました。しかし、観光地周辺の夜ともなると、配車しても近距離だからなのか、すぐにキャンセルされ、タクシーが捕まらない状況に。20分ほど路上で客引きから逃げ、途方にくれていると、アプリ上に「GrabCar Plus」というメニューを発見。これは優良ドライバーが運転する車種で、料金は少々割高になるのですが、すぐに迎えに来てくれました。需要を見越して、GrabCar Plusのドライバーは周辺を流して走っているのでしょうか。 また、Grabの多言語対応にはとても助かりました。Grabはアプリ上でドライバーとチャットができるのですが、ベトナム語でメッセージが届いても、翻訳ボタンをクリックすれば英訳してくれます。Grabは東南アジア8カ国で展開されているため、多言語対応は大前提なのでしょう。日本語訳も可能です。ただし、精度は低いので英語で使うことをおすすめします。冒頭で記載した現地移動での不安要素である「言語の壁」や「情報の透明性」をGrabで解決できるとともに、利用履歴がアプリ1つで確認できるので、予算管理も容易でした。 滞在中、Grabのアプリから飲食店のクーポンのオファーが届くこともあり、Grabはリアルユーザーにとって、配達サービスやクーポンの利用といった日常的に接点のあるアプリなのだなと実感できました。