「島の子たちに勇気を与えたい」 教頭先生が出身の伊是名島で20キロランに挑戦 児童に手を引かれてゴールし涙
[いぜな88トライアスロン] 起伏に富んだコースで262人が熱戦を繰り広げたいぜな88トライアスロン大会。ことし4月に伊是名小学校に赴任した教頭の城間克也さん(54)は、9年ぶりに生まれ島に戻り、「島の子たちに勇気を与えたい」と挑戦を決めた。「教頭先生、もう少し」という子どもたちのエールに背中を押され、20キロを走り通し、ゴールテープを切った。 【写真】難病の娘をバギーで押してハーフマラソンを完走した木暮康友さん・沙織さん夫妻 知人の吉澤崇さん(52)、親戚の前田辰也さん(32)と出場し、城間さんは最後のランを務めた。チームのタイムは6時間23分だった。 伊是名村への赴任は2回目。最初に赴任した2013年以降、チームで5回出場している。 この日、子どもたちに手を引かれてゴールし、感極まって涙を落とした城間さん。「15歳で島を離れる子どもたちが将来何かに挑戦する時に僕の姿を思い出してくれたらうれしい」と語った。(北部報道部・比嘉海人)