サヨナラショーを終えて会見した彩風咲奈＝東京宝塚劇場（撮影・田村亮介）

宝塚歌劇団雪組トップスターの彩風咲奈（あやかぜ・さきな）が13日、東京宝塚劇場で退団会見を行った。 【写真】宝塚歌劇団雪組トップスター、彩風咲奈が大劇場にサヨナラ「宝塚が大好きです。男役が大好きです。雪組が大好きです」 2021年4月に雪組トップスターに就任し、この日の雪組公演「ベルサイユのばら－フェルゼン編－」千秋楽でラストステージ。 改めて宝塚での日々を振り返り、「宝塚は私の心の、体の、全てなんだなと思います」とキッパリ。最後のステージについては「この景色を焼きつけよう、皆さまのお顔を焼きつけようと思っていたのですが、作品中は集中していて、最後なんですが、最後という感じがしなくて。それはこれまでの絆がずっと続いていくという気持ちがあるからこそだと思います」と目を細めた。 雪組への思いを聞かれると「本当にカッコいいトップではなかったと思いますので…みんながいたから私もここまで歩んでこれました。一人一人のまっすぐな気持ちや、やる気や、色んな気持ちを心から信じています。ずっとずっとみんなのことを応援していますし、わたしが愛して信じた人たちがまだまだ舞台をつくり続けるのだと思うと本当に幸せです」とエールをおくった。 今後については「まだ何も決まっておりません」と笑顔で明かすにとどめた。