若手ゴルファーに活躍の場を! 「サステナブルゴルフツアー」が第1回大会開催
村上選手は「加藤陽さんがミニツアーを立ち上げたことを聞き、参加しました。1日競技でここまで大きな規模での開催はなかなかないので、とてもありがたく思っています。今後もぜひ続けていただきたいです」と希望を語りました。 女子選手の中でトップとなる5アンダー「67」をマークし、全体でも2位タイに入ったのが四村彩也香(しむら・さやか)選手でした。 四村選手は「男女混合の大会だったので『男子が勝つだろう』とちょっと諦めの気持ちもありました。でも、スコア速報をチェックしても良い位置にいたので、『あわよくば』と優勝を狙ってプレーしました。男子選手を含めて2位タイに入れたことは自信になります」と話し、「こういう大会が増えてくれるのは選手としてもすごくうれしいです」と喜びを語りました。
コーセーが大会を支援しようと決めた理由は?
今回、コーセーは金銭的なサポートに加えて、「雪肌精」の化粧水や日焼け止めを提供し、出場選手に参加賞として配られました。「サステナブルゴルフツアー」の冠スポンサーとなった理由について、同社の森田哲朗さんは「加藤さんの考えに賛同した部分が大きい」と話します。
「われわれが展開している『雪肌精』は、パッケージに再生原料を使うなど、以前からサステナブルな取り組みをしており、『サステナブルゴルフツアー』の『最小限のコストでたくさんの感動を生み出す』という考え方に魅力を感じました」(森田さん) 選手たちから、商品の使用感などフィードバックを得て、より良い商品開発につなげることも期待しているそうです。 表彰式終了後、加藤さんに第1回大会について振り返ってもらいました。 「ツアーを立ち上げてから1年以上、何の実績も残すことができず苦しい時もありましたが、今日1日、選手が真剣にゴルフに向き合っている姿やそれをギャラリーの皆さんが応援する姿を見て、この試合を開催して良かったと心の底から思いました。これからもツアーを大きく育てていきたいですし、ゴルファー全員に知っていただけるようなツアーにしていきたいです」(加藤さん) スポンサー探しなどに苦労しながら、ミニツアーとして本格的に始動した「サステナブルゴルフツアー」。第2回大会は2025年3月の開催が決定しています。
田辺直喜