＜楽・ロ＞初回2死一、三塁、ワイルドピッチで1点を失う佐々木撮影・長久保　豊）

　◇パ・リーグ　ロッテ―楽天（2024年10月1日　楽天モバイル） 　ロッテの佐々木朗希投手（22）が1日、楽天戦（楽天モバイル）に今季18度目の先発登板。初回に最速157キロをマークも、2暴投するなどフォークの制球に苦しみ、2死無走者から1点を先制された。 【写真】＜楽・ロ＞先発・佐々木の初回のピッチング（撮影・篠原　岳夫） 　先頭の小郷を初球152キロの切れのある直球で二ゴロに打ち取ると、2番・小深田はスライダー2球と155キロの直球で追い込み、4球目に落差のある140キロのフォークで空振り三振に。3番・辰己には157キロの直球を2球目にマークも、3球目のフォークをうまく拾われ自身の右膝をかすめ、脚の間を抜かれる中前打を許した。2死一塁で迎えた4番・浅村は2球目の156キロ直球で詰まらせたが、打球はフラフラと右前に落ちるアンラッキーな安打で一、三塁とピンチを招いた。 　そして5番・安田への2球目、フォークが大きく外角に外れ捕手・佐藤都が捕球できず後逸。その間に三走・辰己の生還を許した。さらに4球目も再びフォークが抜け佐藤都が捕れず。二走・浅村に三塁に進塁されるも、最後は154キロの内角高めの直球で空振り三振に仕留め1失点で初回を終えた。2回は12球で3者凡退に斬った。 　佐々木は今季ここまで17試合に先発し9勝5敗、防御率2.47。引き分け以上でチームのクライマックス・シリーズ進出が決まる大事な一戦は、自身もプロ5年目で初の2桁勝利となる10勝目が懸かる登板となる。