EV電池に革命か? 航続を延ばし充電時間を短縮できる新素材…英インテグラルパワーが開発
英インテグラルパワーがEVの航続を延ばし充電時間を短縮できるバッテリーの新素材を開発
英国に拠点を置くバッテリーテクノロジー企業、インテグラルパワーは6月7日、EVバッテリーの航続を延ばし、充電時間を短縮し、耐久性を向上させる新しいカソード素材を開発した、と発表した。 インテグラルパワーのリン酸鉄リチウム(LFP)と、リン酸マンガン鉄リチウムイオン(LFMP)は、エネルギー貯蔵容量を最大30%増加させ、放電速度を向上させる。これにより、EVバッテリーはより小型で軽量、かつ耐久性が高くなる。 同社のアプローチの重要な利点は、原材料をヨーロッパと米国から調達する点だ。この戦略により、サプライチェーンの安全性と透明性が向上し、地政学的リスクが軽減される。また、独自の製造プロセスにより高純度と効率が確保され、CO2排出量が約20%削減される。
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レスポンス 森脇稔