冬の薄芝にガッチリ食い付く! “滑り知らず”な最強『スパイクレスシューズ』を探せ
季節が変わり、気温が下がるにつれてゴルフ場の芝はだんだん枯れて、薄くなっていく。同時に地面も硬く締まってくるため、強くスイングしようとすると足元が滑る……なんてことも少なくない。実は夏に比べて、冬は足元が滑りやすい季節なのだ。 【写真】スパイクレスシューズ10種類の中で、薄芝に一番ガッチリ食い付いたのは? ショップ店員の経験を持つティーチングプロの追分浩一は、「冬のゴルフでは薄芝に適した『スパイクレスシューズ』を選ぶことが大切」と話す。 「実は『スパイクレスシューズ』はモデルによって得意・不得意があり、夏の長い芝では高いグリップ力を発揮しても、冬の薄芝だとグリップ力が落ちて、滑りやすくなることがあります。今回、ゴルフ場でさまざまな芝の長さや傾斜地で『スパイクレスシューズ』のグリップ力をチェックし、冬の薄芝に強いモデルを厳選しました。地面を強く踏んでも滑らず、気持ち良くスイングできるモノがそろっていますので、ぜひ冬のラウンドで活用してください」(追分) 今回は実際にスパイクレスシューズを履き、芝が薄く、地面が硬い状況下でアウトソール(靴底)がどれだけ食い付き、滑らないか。また、スイングのしやすさやフィット感などをチェックした。この比較をシューズ選びの参考にしてほしい。 比較は、スイングのしやすさ、グリップ力、フィット感、重さ、コストパフォーマンスの5項目から実施。結果はS+、S、A+、Aの4段階で評価し、ベストバイを決めた。 S+評価でベストバイに選ばれたのは? ■プーマ『シャドウキャットニトロ』 アウトソールに強めの突起が付けられていて、芝に食い付くように刺さってくれる。冬の薄芝でも変わらず高いグリップ力を発揮する。土踏まずをアーチで支えるような構造でフィット感も高く、スイングのしやすさも抜群に良い。 同じくS+評価だったのは? ■アディダス『コードカオス25BOA』 甲を上から包み込むような作りで、足全体にしっかりフィット。どんな方向に圧をかけても高いグリップ力で食い付くアウトソールの効果で、圧倒的にスイングしやすい。足と一体化するような感覚で歩きやすさもあるので、疲れにくいこともポイント。 続くS評価は3種。 ■アクシネットジャパンインク『フットジョイ プロSLX』 スイング中に地面を踏むと、足裏全体で食い付くような感覚で強くグリップしてくれる。スイングのしやすさはトップクラスの完成度。ボアによる締め付けやカカトの構造によってホールド感が強く、傾斜地でも安定して立つことができる。 ■エコー『STREET720』 シンプルな作りのアウトソールで、安定して地面をグリップする。履くとインソールが足裏全体にくっつくようになじみ、気持ち良くフィットしてくれる。シューズと足が一体化する感覚で、激しく動いても中で足がまったくズレない。 ■ブリヂストン『ゼロスパイクバイターライト』 圧倒的にシューズが軽く感じられて、足にしっかりフィットする。グリップ力もしっかり備わっていて、冬の薄芝でも滑らない。素足に近い感覚で、足元の傾斜やライが感じやすいし、ダウンの踏み込みなど、スイングのしやすさもある。 2種はA+評価となった。 ■アシックス『ゲル カヤノエース2』 スニーカーのように軽快に履けて、アウトソールの食い付きもしっかりあるのでグリップ力が高い。甲側に柔らかい素材が使われていて、ストレスがないこともポイント。スイングのしやすさ、歩きやすさのバランスも良い。 ■ミズノ『ウエーブハザードアクアボア』 足と一体化するようなフィット感があり、グリップ力もしっかりあるので、薄芝の傾斜地などでもスイングしやすいし、歩きやすい。防水仕様の生地を使っていて、雨の日など、地面に水分がある日のラウンドでも安心して使用できる。 残り1種はA評価。 ■ザ・ワープ・バイ・エネーレ『スパイクレスシューズ』 しっかり感のある生地が使われていて、シューズ全体の剛性が高いのでスイング時にしっかり地面を蹴ることができる。それでいて、履くと非常に軽く感じられて、足が疲れにくく快適に履ける。 ◇ ◇ ◇ 和食は汁物から食べるのがマナー?→関連記事【マグロとタイの刺身で食べる順番に決まりがある⁉ 女子プロが新人セミナーで習った“恥をかかないマナー”とは?】をチェック!