<春の頂へ・健大高崎’24センバツ>選手紹介/4 /群馬
◇前腕強化、打撃磨く 横道周悟左翼手(2年) 昨秋の公式戦9試合では1本塁打を含む12安打で、打点はチーム2位タイの12。だが「チャンスの場面で打てなかった」と勝負強さに課題が残ったことを挙げ、決して記録に甘んじていない。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 2021年のセンバツに出場したチームの強打に魅了されて入学した。打撃で貢献するため、今春から本格導入される低反発バットに備えてダンベルトレーニングなどで前腕の強化に励む。「体から変えて、従来のバットと変わらない飛距離を目指す」 守備面でも「ファインプレーで流れを呼び込みたい」と、気迫あふれるプレーを誓う。 ◇試合変える盗塁を 佐々木貫汰中堅手(2年) 三塁手として出場した昨秋の関東大会2回戦・中央学院(千葉)戦で、内野ゴロをさばけず勝ち越しを許した。バットからも快音は響かず「情けなかった」。その苦い経験を糧に練習を積んできた。 プレッシャーで積極性を失っていたのが不調の原因だった。箱山遥人主将らから助言を受け、簡単に追い込まれないように初球から思い切りバットを振るように心がけ、紅白戦で成果が表れ始めた。 50メートル6秒1の俊足で、走塁で相手を揺さぶる「機動破壊」のプレースタイルに憧れて入学。「試合の雰囲気を変える盗塁で勢いづけたい」と意気込む。=つづく