【紅白】坂本冬美、復興への願い込めて石川・輪島市から生中継歌唱、「能登はいらんかいね」届ける
歌手の坂本冬美が、大みそかの第75回NHK紅白歌合戦(後7時20分)に石川・輪島市から生中継で歌唱することが12日、同局から発表された。1月の能登半島地震、9月の豪雨で大きな被害を受けた同地域から、復興への願いを込めて「能登はいらんかいね」(1990年)を届ける。 楽曲発表当時から能登の人たちと交流を深めてきたが、当日は地元住民を前に、関係の深かった伝統芸能・御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)保存会のメンバーと共に、パフォーマンスを披露する予定だ。同曲は岸元克己さんの作詞、師匠・猪俣公章さんの作曲。坂本が紅白で同曲を歌うのは、1990年以来34年ぶりになる。 坂本は「デビュー4年目に出逢(あ)った『能登はいらんかいね』。この曲をきっかけに訪れた能登。その後もいろいろな場所に行き、たくさんの出逢いがありました。気さくに話してくださった朝市のおばちゃん。ビデオの撮影やテレビ、コンサートで共演してくださった御陣乗太鼓保存会の皆さま。さまざまな方々との交流を続け、数年に一度は石川県でコンサートを行っていました」とコメント。「昨年9月の(七尾市)和倉でのコンサートを最後に、石川県にお邪魔していませんが、今回、紅白歌合戦の舞台として訪れることになり、とてもうれしく思っております。私の歌が、どこまで皆様のお力になれるかは分かりませんが、心を込めて歌わせていただきます」と誓った。
報知新聞社