ぜひ日本へ! 現在フリーの大物監督(6)チェルシーで老け込み解任…。4部から這い上がった戦術家
2024/25シーズンの欧州主要リーグが中盤に差し掛かり、各国代表チームも熾烈な戦いを繰り広げている。チームを率いる指揮官は、戦局を大きく左右する存在として極めて重要だ。今回は今すぐに招聘が可能な現在フリーの立場にある世界有数の監督を紹介する。(進退の日にちは『Transfermarkt』を参照)
グレアム・ポッター 1975年5月20日 前職:チェルシー監督 2007年のFIFA女子ワールドカップで女子ガーナ代表のテクニカルディレクターとして指導者のキャリアをスタートさせたグレアム・ポッター。その後、2011年1月に当時スウェーデンの4部リーグを戦っていたエステルスンドの指揮官に就任すると、5年でチームを1部リーグ昇格に導いた。 2018年7月から母国イングランドに活躍の場を移し、2部リーグ相当のEFLチャンピオンシップに所属していたスウォンジーやプレミアリーグのブライトンで指揮を執った。 ポッター着任から最初の数シーズンのブライトンは、リーグ戦下位での戦いを繰り広げていたが、2021/22シーズンはチームを史上初の一桁順位「9」に導いた。以降の同クラブはUEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場するまでに成長し、今季も12試合を追えて暫定5位につけている。 同指揮官は2022年9月にチェルシーの監督に抜擢されたが、成績不振により2022/23シーズンの終盤に解任された。昨シーズンはどのチームとも契約を結んでいないが、噂は絶えずささやかれている。 英メディア『talkSPORT』が今年の4月に報じたところによると、チェルシーから任を解かれた後にレスターシティからオファーがあったという。さらにはアヤックスからも指揮官就任の打診があったが、ポッターはこれを拒否したそうだ。 また、同メディアによればマンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフも同氏の仕事ぶりを「高く評価している」という。引く手あまたの気鋭指揮官の将来はどう決着するだろうか。
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