「子どもの名前」ランキング “グローバル”“ジェンダーレス”人気に? 変遷…時代を反映【#みんなのギモン】
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毎年恒例の、今年生まれた子どもの名前ランキングが発表されました。過去のランキングを振り返ると、時代を反映した興味深い傾向が見えてきました。次のポイントを中心に詳しく解説します。 ●男の子1位はあの選手から? ●時代を反映…名前の変遷
■2023年生まれ…子どもの名前ベスト10
明治安田生命の加入者の内、今年に生まれた子ども約1万4000人の名前を集計したランキングがあります。「表記」部門の今年のベスト10には、男の子は空や海を連想させる漢字が多くランクインしています。 1位は「碧」です。 「あお」という緑がかった青、青色の美しい宝石を連想させる漢字で、去年に初めてベスト10入りし、今年に初めてトップを獲得しました。 明治安田生命は、新型コロナウイルスの5類移行や物価高など困難を乗り越えて未来を切り開いていく年だからこそ、澄み渡って輝くイメージのある「あお」ちゃん・「あおい」ちゃんが人気だったのではないかと分析しています。 去年のサッカーワールドカップでゴールを決めた田中碧選手の影響もあるかもしれません。
女の子は「結」など人とのつながりを連想させる漢字が多くランクインしています。 1位は「陽葵」です。 太陽の「陽」に植物の「葵」を組み合わせた名前で、読み方は「ひまり」ちゃん、「ひなた」ちゃんなど様々です。この漢字は2年連続、3回目のトップで、人気がだいぶ定着してきました。 2位は凛々しく力強いイメージの「凛」ちゃん、3位の「紬」ちゃんは去年の30位から大きく順位を上げました。
■「グローバル」「ジェンダーレス」人気?
「読み方」のランキングからは時代の傾向が見えてきます。 男の子1位は「ハルト」ちゃんです。なんと15連覇で根強い人気を誇っています。 女の子の1位は2年連続で「エマ」ちゃんです。他にも4位の「サナ」ちゃん、5位の「メイ」ちゃん、7位の「リオ」ちゃんといった外国人も呼びやすく馴染みやすい「グローバルネーム」の人気がじわじわ来ています。 さらに男の子8位の「アオイ」ちゃんは、女の子では17位にランクインしています。「ジェンダーレスネーム」の人気も加速しているそうです。