【ライター実体験レポ】「16時間断食やってみた」3週間後どうだった? 効果を半減させる“危険なやり方”にも注意
2週間目 「やり方を変更」
2週間目は、ファスティングや分子栄養学の専門家である断食メガネ田中先生のアドバイスを参考に過ごしてみた。 16時間断食を続けながら変更したルールは2点。 1. 断食中は低血糖にならないように質のいい糖をこまめに摂る 2. 「16時間断食」は毎日ではなく週に3回行う この1週間、毎日行うことが大切だと思っていた私は、多少辛さを感じても続けていた部分があった。でも、日々行うことで効果を半減させてしまうこともあるみたい。 16時間断食を毎日行うと、代謝を司る甲状腺ホルモンの働きが省エネモードになることで代謝が落ち、痩せづらい体になってしまうんだとか。せっかくの努力が裏目に出てしまうのは悲しいし、なんだか悔しい。断食を週3回に減らすことで、無理せず続けやすいうえに、朝のトレーニングにも効果が表れた。それはパフォーマンス力が上がったことで、しっかり筋肉が使えるようになり、脂肪が燃焼されている感覚があったこと。 また、低血糖を防ぐために飲んでいた酵素ドリンクのサポートもあり、運動しても午前中は元気に過ごせるという変化も起きた。 2週目の終わりにはお腹の凹みも感じ、嬉しさで一気にやる気が倍増した。
3週間目 「調子いいかも」
このルールに沿ってトライしてからは、頭痛や立ちくらみが一切なくなっただけでなく、嬉しい効果がもう一つ現れた。それは睡眠の質が上がり、朝までぐっすり寝られたこと。それまでは夜中に何度も目が覚めてしまうことが多く、朝の二度寝が増えていた。正直あまり気にはならなかったけれど、今回ルールを変更したことでその効果が浮き彫りになった。 実は睡眠を取る4時間前から断食をすることで、寝ている間に低血糖を起こすことがあるそう。それを「夜間低血糖」といい、交感神経が働くことで夜中に目が覚めたり、不快な気分で起きることがあるのだ。 はちみつをなめてから就寝するようなったことで、睡眠の改善以外にも、朝の目覚めが良くなり、ポジティブな気持ちで一日をスタートすることができた。 そしてトライの最終週には小さい心がけも増えてきた。例えば断食中は酵素ドリンクだけでなく岩塩などのミネラルもこまめに摂取すること。午前に空腹感をあまり感じず体が軽やかに動いた。 また、断食後の最初の食事は一気に食べてしまったり、お腹がはちきれるまで口に入れてしまいがち。なので、最初の食事では消化にいいスープやタンパク質中心にスタートするなど、食べ方にも気を遣かってみた。これが想像以上に効果を倍増してくれた気がする。トライが終わるころには、体の中がリセットされただけでなくお腹の引き締まりを感じた。