森高千里が語る、ミニスカートが私を一番輝かせてくれる。【ロマンスはボリューム#02】
「もちろん男性ファンの目線を意識した面もあったとは思いますが、テレビ番組に出演する際にミニスカートの衣装を要望されることにはジレンマを抱えていました。私としては曲の世界観と合わせたいのに、イメージがズレてしまうことがあるので......。でもミニスカートが似合う脚だと言っていただけることが想像以上に多くて、私自身もすごく好きだし、スタイルがよく見えることでより自分を大きく表現できるのなら、とポジティブに捉えていましたね」
「『17才』を歌っていた時のような衣装はちょっと着づらい」と笑いながらも、デビューから37年を迎え、いまなお変わらぬミニスカート姿が度々ネットニュースやSNSで話題になるが、「現在の私をステージ上でいちばん魅力的に見せてくれるから」という理由も変わらない。あの時もいまもロマンティックな服は、森高だけでなく、すべての女性の身と心を最も輝かせてくれるものなのだ。 Chisato Moritaka 1969年生まれ、熊本県出身。87年にシングル「NEW SEASON」でデビュー。代表曲である「雨」、「私がオバさんになっても」、「渡良瀬橋」、「気分爽快」などを含む各作品が販売、配信中。現在は全国24カ所を巡るコンサート「森高千里2024『今度はモアベターよ!』」の真っ只中。 *「フィガロジャポン」2024年6月号より抜粋
editing: Kenichiro Tatewaki