【こんな人】“疲れない男”棚橋弘至、引退試合でベルト挑戦プランも 勝ったら現役続行?
<こんな人> <新日本プロレス:WRESTLE KINGDOM19大会>◇4日◇東京ドーム 【写真】肩を担がれ退場する棚橋 新日本プロレスの棚橋弘至社長(48)が来年1月の現役引退へ向けた引退ロードをスタートした。 “負ければ即引退”をかけて、前回対戦時に髪の毛を切られる屈辱を味わった宿敵EVILとランバージャックマッチで対戦。相手必殺のEVIL(変形大外刈)を繰り出してきたところをうまくかわし、そのまま丸め込んで3カウントを奪って勝利した。5日も連続開催される東京ドーム大会で新日本プロレス同期の柴田勝頼(45)と対戦することが決まった。 ◇ ◇ ◇ 「疲れてないよ」というのは選手兼社長として新日本プロレスをけん引する棚橋の口癖だ。昨年12月のある日、1年間で消化した休みについて聞かれ「今年は7日ですね。疲れてないんですよ」と笑顔で話した。意地悪な記者は「さすがに疲れてないことはないでしょう?」と聞くと「僕は疲れたことがないって言い続けて、過労死で死のうと思ってるんですよ。翌日の新聞で『棚橋、ついに疲れる』みたいな(笑い)」とジョークを飛ばした。 来年1月に引退する。レスラーとしてチャンピオンを目指さなくなった時が引退するタイミングだと言う棚橋は、最後の1日までIWGP世界ヘビーのベルトを目指して戦い続けるという。「引退試合にIWGP世界ヘビー(の王座戦)をやって、負けたら引退だし、勝ったら『チャンピオンになってしまったんで、もうちょっとやります』って言って東京ドームの全員がずっこける(笑い)。僕だったら許してもらえそうな気がする」。疲れたそぶりを見せず、誰に対しても笑顔で接する棚橋なら、みんな許すに違いない。【千葉修宏】