大分県に『線状降水帯』発生 「顕著な大雨に関する気象情報」
大分県では、線状降水帯による非常に激しい雨が同じ場所で降り続いている。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険度が急激に高まっているとして、気象庁は、「顕著な大雨に関する気象情報」を発表した。この情報は警戒レベル相当情報を補足する情報で、警戒レベル4相当以上の状況で発表される。
九州には台風本体や台風周辺の活発な雨雲がかかり続けている。台風の動きが遅いため、九州ではあす(金)にかけても大雨が続くおそれがある。すでに大雨災害の危険度が高まっているため、土砂災害や低い土地の進水、川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。
大雨の警戒レベル4の避難指示が出た場合は、速やかに安全な場所へ避難し、また避難情報が出ていなくても崖や川といった危ない場所には近づかないなど、安全を最優先に行動する必要がある。地元市町村の避難情報に従い、少しでも安全な場所への速やかな避難が必要だ。周りの状況を確認し、避難場所への移動が危険な場合は、少しでも崖や川から離れた建物や浸水しにくい高い場所に避難するなど、身の安全を確保をするようにしたい。
線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性のある地域と期間
九州南部・奄美地方 宮崎県、鹿児島県(奄美地方を除く) 30日(金)午前中にかけて 九州北部地方 山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県 30日(金)午後にかけて 四国地方 徳島県、愛媛県、高知県 30日(金)夜にかけて