京都のお菓子「水無月」で厄払い、定番から変わり種まで30種が高島屋に
6月30日の神事「夏越祓(なごしのはらえ)」に、過ぎた半年の穢れをはらい、来る半年の無病息災を願って食べる京都の郷土菓子「水無月」。百貨店「京都高島屋」(京都市下京区)では6月30日まで、老舗和菓子店の定番品から惣菜売り場の変わり種まで、さまざまな水無月が販売中だ。 【写真】並べると分かる、個性豊かな水無月 三角形は「暑気を払う氷」、小豆の赤色には「邪気払い」の意味が込められている「水無月」。同百貨店では、和菓子売場の各ショップだけでなく、銘菓百選・味百選・惣菜・佃煮漬物といった各売り場で約30ブランドの水無月が並ぶ。 和菓子売り場の「仙太郎」では白・黒・抹茶の3つの味が楽しめたり、「鶴屋吉信」では丹波大納言のなかでも希少な亀岡丹波地方の馬路産小豆だけを使用しているほか、「末富」は透明感のある葛製、「鳴海餅本店」は餅屋ならではのもっちり食感、「鼓月」は小麦粉主体の外郎生地など、各店の個性が光る。 さらに、麸・ゆば専門店「半兵衛麸」(味百選売場)の「麸まん水無月」や、「京料理 美濃吉」(惣菜売場)の「水無月ごま豆腐」といった一風変わったものや、出町柳の行列店「出町ふたば」(銘菓百選売り場)の逸品も。 販売日は各店舗によって異なる。「京都高島屋」の営業時間は朝10時~夜8時。