Ｕー２３サッカー日本代表の松木玖生　撮影：中地拓也

　4月16日、パリ五輪の出場権を懸けてU―23サッカー日本代表がU―23中国代表と対戦。前半17分に退場者を出して苦しい試合となったが、1-0で勝利している。 ■【動画】「めちゃくちゃ良い連携だな!」と称賛された、U23日本代表が退場者を出しながらも勝利に導いた「松木玖生のゴール」■ 　4年に1度の祭典に出場するべく3.5枠を懸けて戦う今大会。大岩剛監督率いる日本代表は、中国、UAE、韓国と同じグループに入った。グループステージから厳しい戦いに直面することとなり、その初戦が中国だった。 　通常、こうした大会の最初の試合は難しい展開となる。しかし、大岩ジャパンは前半8分に先制してみせる。4-3-3の右ウイングに入った山田楓喜が、右サイドの高い位置から左足でゴール前にクロスを送る。ゴールに向かう内巻きのクロスに対し、松木玖生が反応。相手最終ラインの背後に飛び出して左足を伸ばす。 　そして、相手GKの前でボールは軌道を変えて見事にゴールイン。前半8分での先制点という、幸先良いスタートを切ることに成功している。 　このゴールには賞賛の声が続々と寄せられている。 「素晴らしいゴール…。」 「U23めちゃくちゃ良い連携だな!」 「山田楓喜、素晴らしいアシスト」 「山田のクロスがドンピシャだったね」 「この東京ライン最高すぎだろ」 「ポジョニングがストライカーのそれ」 「緑の山田楓喜から青赤の松木玖生への、東京ダービーホットライン」

■前半17分に数的不利に

　しかし、直後の同17分にDF西尾隆矢が一発退場の判定を受ける。ボールのないところで相手選手の顔に左腕が入ったことで、VARが介入する形でレッドカードを提示されたのである。 　数的不利となった日本代表は、その後、防戦一方となる。人数で勝る中国代表の攻撃を受け続けるも、なんとかはね返し続けて試合を終了させている。 　日本は今後、UAE、そして韓国との試合を控えている。西尾の出場停止がどの程度の処罰となるか、そして、UAEではどのような戦い方を見せるのか、目が離せない。